お客様のデータ活用を促進しビジネスへの貢献を最大化する
Customer Success Customer Consulting
Acceleration Support Team
寺本 敬太 Senior Consultant
CRMのエキスパートとしてデータ活用戦略に携わる
――トレジャーデータに入社するまでの経歴を教えてください。
寺本 IT系のアウトソーシングベンダーにて、コンタクトセンターの構築と運用を行っていました。入社当時はテクニカルサポートのオペレーターとして電話対応、クレーム対応も行い、その後センターマネージャーに昇格。大規模コンタクトセンターの複数立ち上げから、システムやオペレーションの構築、人材の採用、予実管理といった、CRMのほぼ全領域の業務を経験しました。
その後、広告代理店のCRM部門に転職し、ECサイト構築やユーザーとのデジタルチャネルの新規開発、また上海や台湾でのコンタクトセンターを現地のクライアントや担当者と一緒に構築しました。
――トレジャーデータに入社したきっかけは何ですか?
CRMのチャネル構築を行っていく際に、マーケティング施策に限界を感じたことがきっかけです。データが連携されていないことに起因する「情報の分断」によって、アクイジションやリテンションを含めた施策が満足に実施できない状況によく遭遇したんですね。また、貴重で有意な会員情報や顧客とのコンタクト情報があるにも関わらず、それを使い切れていない現状に、もどかしさもありました。
もっとデータを有効に活用できるプロダクトは無いかと探索していくうちに、Treasure Data CDPに出会いました。CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)という製品の設計思想に共感したんです。「自分が今やりたいのはここにある!」と思い、面接に望みました。とにかくCRMデータを活用したいという熱意でゴリ押ししたのを覚えています。2020年4月に入社して現在に至ります。
――CRMへの熱い思いがあったのですね。改めて専門領域について教えてください。
業務の経験という意味ではマーケティングファネル全般を網羅してきました。アクイジションでのマーケティング施策やマーケティングオートメーションの設計もできますが、どちらかと言うと顧客購買後のプロセスについてのリテンション施策や、顧客とのタッチポイント構築、チャネルの設計を専門としています。
また、コンタクトセンター出身ですので、実際のCRM運用を踏まえたアーキテクチャの設計や、CDP内のデータ設計は得意かなと思います。
――寺本さんが所属するアクセラレーションチームは、どのようなミッションを担っているのでしょうか?
アクセラレーションチームでは、Treasure Data CDPをご利用頂いているお客様の経営戦略や市場を把握したうえで、ビジネス施策を見据えながら更なるデータ活用を推進するためのサポートを担当しています。
具体的には、Webログなど取得できるデータの分析方法の改善や、分析結果を踏まえて取り得る施策のご提案といった短期の取組・施策から、経営目標達成に向けたチャネル戦略や、各チャネルに応じたデータ収集・活用の仕組みといった中長期的な戦略まで、多岐に渡るサポートを展開しています。
トレジャーデータは、これまでの実績から多数の活用事例とノウハウが蓄積されています。さらに、人材の面でも、各領域にエキスパートがいます。お客様企業の事業戦略や、実際にシステム運用を担当される方のTreasure Data CDPへの期待値を理解した上で、適切かつ有益な情報の提供や、将来的なCDPおよびデータの利活用に向けた検討をサポートしています。
――チーム内でコミュニケーションを取る上で工夫していることや重要視していることはありますか?
リモートワークが主体になっているというのもありますが、情報の共有と相談は案件ベースでしっかりと行うことが重要だと考えています。
特に、チームメンバーでそれぞれ専門領域や強みが異なるため、取り得る中で何がベストな施策か、案件ごとにディスカッションができるよう、常にやりとりしています。
お客様のデータ活用を推進するために
――トレジャーデータの業務のやりがいを教えて下さい。
Treasure Data CDPという製品は色々な使い方ができますので、お客様企業の業務領域、企業や予算規模、そしてTreasure Data CDPの活用方法も、まさに多種多様です。それぞれのお客様に対して、最適なサポートは何か。模索しながらですが、そこにやりがいはありますね。導入が進んでいるお客様は当然CDP内にデータが貯まっていきます。そのデータの利活用方法も様々で、飽きることがないですね。
――寺本さんが仕事をする上で大切にしているポリシー、信条について教えてください。
お客様のビジネス課題を把握し、CDPの運用を快適にすることです。
これは一般的な問題でもありますが、セキュリティを含めた様々な制約は前提としてありつつ、複雑なデータ連携やセグメントの作成で運用担当者に負担がかかりすぎているという現状がありますよね。マーケティング施策を少し変更したいだけでも、その負担が重すぎてSaaSツールなのに活用できないということも多々あるようです。
マーケティング施策の要諦は迅速なPDCAサイクルの実行と施策への反映にあります。運用面での快適性を担保して施策を実行することが一番重要。その考えをもとに、お客様を支援しています。
――トレジャーデータのカルチャーについて、教えてください。
トレジャーデータは、私が入社した以降でも規模はどんどん大きくなってきていますが、拡大する組織にあってもベンチャー気質は大切にされ、責任と自由を両立していると感じます。
それぞれのケイパビリティの中で、積極的に良い仕事をしようという雰囲気が強いですし、細かい伝統や忖度はありません。プライベートもしっかり尊重しあって、コミュニケーションを取っていると感じますね。
アクセラレーションチームは発足したばかりですが、コンサルティングファームやエージェンシー出身者が多く、お客様の企業やマーケット内での立ち位置を研究をするなど、ビジネス施策の提案については常に高い意欲を持って対応しています。
全員が同じ方向を向き、変なプライドは持たず、雑談から最新の事例まで広く気軽に会話できるメンバーが揃っていますね。
得意分野を尊重しあえる、風通しの良い気風
――トレジャーデータで働く魅力は何ですか?
最新のDX(デジタルトランスフォーメーション)を、業務として最前線で学べる点と、エンジニアからコンサルタントまで、幅広いスキルセットを持った人たちとディスカッションができることだと思います。
お客様企業でデータ活用やDX推進を担っている方と打ち合わせさせていただく機会が多く、その業界特有の課題やトレンドをディスカッションするのでまさに最前線の知見を吸収できます。
疑問点があればSlackやZoomなどで本当に気軽に質問ができる環境で、「自分で調べて」などと言われたことはありません。ここまでの風通しの良さ、オープンな気風は他の企業にはないと思っています。
――寺本さんが今後の課題と目標、挑戦したいことは何ですか?
Treasure Data CDPは現状、マーケティング施策の一環で活用している企業が多いです。今後はそれを拡張し、CRM領域での活用をより促進できるように、プロダクトやサービス創出を含めた提案を積極的に行いたいと思っています。
――どんな人と働きたいですか?
お互いの得意・不得意を尊重しあって、ディスカッションができる人ですね。
特にクライアントの業種が多岐にわたるため、どうしても知見が不足する業種というのが出てきます。様々な分野を、お互いに積極的にカバーできる人と働きたいと思っています。