データ分析の専門家として、お客様と誠実に向き合い、ともにビジネスを推進する
Professional Services Data Analytics Team
櫻井 将允 Manager
池田 俊介 Senior Analyst
<目次>
さらに高度なデータ分析へのチャレンジ
――トレジャーデータに入社するまでの経歴を教えてください。
櫻井 大学卒業後、ゲーム会社やマーケティングリサーチ会社で分析を担当していました。マーケティングリサーチ会社では通信、自動車、有料放送、ゲーム・音楽アプリ、化粧品など様々なクライアントの課題解決に従事しました。アンケートデータやWebログなど様々なデータを統合し、ターゲティングやペルソナ設計、カスタマージャーニー理解といった施策の分析やプランニング、効果測定など多様なテーマの分析を経験しました。また、リサーチ業務に加えて、広告代理店が保有するDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)の開発や活用支援も行っていました。
池田 私は、新卒で入社したIT特化の広告代理店を経て、トレジャーデータに入社しました。前職は、Webサイトの制作やキャンペーン施策の実施、企業のソーシャルメディアアカウントの運用などを中心に行うデジタルエージェンシーでした。入社時からデータ分析とマーケティング戦略立案を専門で行う部署に配属され、データアナリストとして5年ほど勤務していました。
主な仕事は、担当しているWebサイトの運用状況や広告運用実績、ソーシャルメディア投稿の反響などのレポート作成業務と、これらを効率的に行うためのダッシュボード構築でした。そのほか、Webサイトをリニューアルするにあたってユーザー利用行動実態の調査や、施策の成果を評価するためのアンケート調査なども行っていました。
――トレジャーデータに入社しようと思った動機や経緯を教えて下さい。
櫻井 動機としては「様々なデータをつないで分析する経験を積んでいきたい」というものです。前職でアンケートとWebログなどのデータを統合して分析を行っていた時に強く感じました。データを連携する前は、お客様の課題解決をする際に、データに対して物足りなさを感じていたんですね。しかし、様々なデータを統合して分析できるようになったことで、より解決できる課題が増えたり、解の精度が高まったりするということを実感しました。多様なデータを統合し、分析し、施策に反映できる環境に身を置きたいと思い、自分のキャリアを模索し始めました。
当時は大きなプロジェクトに関わっていたこともあり、転職もある程度落ち着いたタイミングで動こうと思っていた時に、トレジャーデータに新しい組織ができるという話を耳にしました。実はその時、元同僚がトレジャーデータに在籍していたので、食事に行って話を聞き、そこから転職に時間はかかりませんでした。入社は2019年の7月です。
池田 私は所属部署の注力領域が変更されたことがきっかけです。データ分析とマーケティングから、SaaSプラットフォームの導入支援へと変わりました。部署内のデータ分析案件の優先度は低くなり、部署が求めるスキルセットはIT導入コンサルティングのスキルが重視されるようになりました。お客様への提案内容もSaaSプラットフォームの導入が中心になり、データ分析を専門として続けていくことが難しいと感じていました。
5年間在籍した中でデータアナリストのスキルセットは習得できていたので、そのスキルを活かして、より成長が見込める環境に移ろうとキャリアを模索していたところ、トレジャーデータで顧客支援を行う新しい部署が作られたという話を耳にしました。
CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)に蓄積された大量のデータ分析にチャレンジできるのは魅力的に感じ、これまで培ってきたスキルを活かせる点でも、良いキャリアだと思いました。そして、2019年9月に入社しました。
課題を深く理解した多角的なデータ分析や、総合的なダッシュボード構築
――専門領域を教えてください。
池田 Webサイトの行動ログや購買ログ、広告運用実績など、いわゆるデジタルマーケティングに関わるデータの分析を得意としています。職種はデータアナリストではありますが、前職ではプランナーやデザイナーと二人三脚でPDCAを回しての運用を行う機会が多かったので、データアナリストとしての視点とマーケターとしての視点の両面からデータの傾向を捉えることができるのは、私自身のユニークネスになっているかもしれません。
櫻井 私はお客様の現状や課題感に合わせた分析の提案、得られたデータをもとにした分析、分析結果をもとにした戦略提案が得意かと思います。これまで様々な業界のお客様に対して、フルファネルの各フェーズを対象に分析を行なってきたので、多岐に渡ってサポートできると思います。
――その専門性を活かして、どのような業務を担当していますか?
櫻井 まず、私たちが所属するアナリティクスチームの役割を簡単にお伝えすると、様々な課題に合わせた分析を行う領域と、ダッシュボードを構築する領域の2つがあります。チームメンバーは基本的に両方できますが、私は前者の様々な課題に合わせた分析を行うことが多いです。
「お客様の現状や課題感に合わせて、どんな分析をすべきか?」という問いが先にあって、分析内容の設計や、様々なデータを統合して集計し、得られたデータを様々な角度で分析して、得られた結果をもとにお客様にインサイトや改善案などを提供することを主に担当しています。
池田 私はデータ分析とダッシュボード構築の両方の業務を行っております。データ分析業務では、分析目的やビジネス要件に合わせた分析レポートの要件定義、SQLによるデータの集計・抽出、レポート作成・ご報告などを行っています。ダッシュボード構築の業務では、単にTableauなどのBIツールを操作するだけでなく、ダッシュボードに接続するデータマートの設計や、それを生成するSQL・workflowの構築などデータエンジニアリングの領域、ダッシュボード要件の深掘りや画面設計などデザインに関わる部分など、ダッシュボードに関わる工程を入り口から出口まで担当しています。
お客様と誠実に向き合い、信頼関係を築く
――やりがいを教えて下さい。
櫻井 お客様とのお付き合いが長期に渡りますので、課題に合わせた分析や施策支援をしっかり行えること、お客様が保有する様々なデータをフル活用して課題に向き合えることですね。
また、複数部署と関係していきますので、向き合う分析テーマも豊富でやりがいがあります。
池田 私は2つの面から、やりがいを感じます。
ひとつは、「データ分析業務」です。
CDPには多様な種類のデータが蓄積されているため、それらのデータをうまく分析レポートに落とし込めず、悩んでいるお客様からのご依頼が多いです。分析レポート作成も、進捗報告レポートのような定型の分析レポートを作成するというよりは、都度利用するデータも違いますし、評価方法も異なるケースが多いです。アナリストに問われるのは、分析の目的に合わせた最適な分析設計を行う能力だと感じています。それが「データ分析業務」の難しい部分であり、やりがいを感じる点にもなっています。
もうひとつのやりがいは、「お客様と我々との関係性」です。
我々のミッションは、お客様がお使いになっているCDPのデータ利活用を共に推進すること、です。そのため、プロジェクトを推し進める上で、我々はお客様にとってパートナーであり、ある意味フラットな立場をとらせていただくことが多いんです。良い意味で忖度することなく、改善点などを率直にお伝えしています。
プロジェクトを有意義なものにするためにも、お客様との信頼関係を醸成することが大切ですね。
櫻井 そのとおりだと思います。私はお客様に向き合う時に、「提供価値の最大化」を意識しています。例えばお客様から具体的な分析要望をいただく場合、まずその背景や目的を事細かに確認した上で、もしお客様と我々の見解で解くべき問いが異なるのであれば、そこを議論し、合意した上で進め方を決めるようにしています。我々の活動が、よりお客様の成果に結びつくものを選ぶべきと常に考えています。
池田 そうですね。そのためにも、私は専門家として、お客様、プロジェクトメンバー、そしてデータそれ自体に対して「誠実」であることを心がけています。
具体的には、分析環境やスキルを考慮し、出来ないことは出来ないとお伝えして、別の解決方法をお客様と共に探ることをしています。また、お客様のビジネスも多種多様ですから、業務知識など存じ上げないことがあれば正直にお伝えし、教えていただいています。
こうしたコミュニケーションが、お客様との信頼を生むのではないでしょうか。
櫻井 もちろんお客様の事情にもよりますが、お客様の期待を超えることを常に目指したいですね。
妥協せずに成果を求め続ける文化がある
――トレジャーデータのカルチャーについて、感じることはありますか?
櫻井 それぞれの専門領域で、提供できる価値を最大化しようと突き詰める文化があると思います。お客様の成功のためにも妥協はせず、より良い仕事をしよう。役職や部署など関係なく、自由に意見を出し合える環境ではないでしょうか。
池田 そうですね。多種多様な経歴を持ったキャリアで構成されていて、個性的かつ優秀なメンバーが多いのに、ギスギスせずに、お互いの能力を認め合い助け合える空気感があるので、仕事がしやすいです。
求められている結果を出せば、業務の進め方に対して厳格なルールなく自由であるため、自分なりのやり方で専門領域をとことん突き詰められるのは肌に合っていますね。
――チームメンバーの印象を教えて下さい。
櫻井 池田をはじめ、優秀かつ勉強熱心なメンバーが多いです。正直、僕はチームメンバーから学んでばかりです。
みんな、自分自身の成長に妥協がなく、互いに尊敬しています。同じチームで仕事できて、私は恵まれているなと日々感じています。
池田 アナリティクスチームのメンバーは私とは異なるバックグラウンドを持っている方も多く、分析設計の方針などのディスカッションをするときも、自分では思いつかないような切り口の意見を得られます。それに、日々刺激を受けられるのも魅力です。
櫻井 分析は、1人で悶々と分析をするのではなく、複数人の視点で向き合うのが大切ですよね。そのため、お客様1社に対して基本的に複数名のメンバーをアサインするようにしています。分析テーマに対していろいろ議論しながら、進め方を検討しています。
今はコロナ禍で、対面でのコミュニケーションはなかなか難しいですが、オンラインミーティング形式で雑談、勉強会、分析相談を定期的に行なっています。
また、勉強会というものも行っています。現在はTableauの勉強会をアナリティクスチーム+有志メンバーで毎週開催していますが、今後は別のテーマも考えています。
――コミュニケーションの秘訣を教えて下さい。
櫻井 秘訣というほどではないのですが、毎週1on1を私とメンバー間、メンバー同士で実施するのに加えて、チーム会やslack上で雑談を多くするようにしています。また、他のチームと一緒に雑談をするなど、相談しやすい環境作りを心がけています。
あとチームのみんながグルメなので(笑)、対面で会えるようになったら定期的に「美味しいお店探し」とかに行きたいですね。
多様なメンバーとともに成長できる環境
――トレジャーデータで働く魅力はなんでしょうか?
櫻井 2つありますね。
1つ目は「優秀なメンバーとお客様の様々な課題に向き合える」ことです。コンサルタントやエンジニアなど、他部門の専門家たちの知恵を結集して、お客様が抱える難題に向き合います。自分が知らない領域の知識を得ることで成長もしますし、お客様の成功に立ち会えますので達成感も大きいですね。
もう1つは「トレジャーデータ自体の大きな成長の中でチャレンジできる」ことです。年々社員が増えていますが、次なる成長のためにさらに増やしていきます。
お客様への提供価値を最大化するには、まだまだ課題が多いです。トレジャーデータでは改善のための提案やチャレンジを歓迎する文化があります。今の環境は、なかなか経験し難いと思いますよ。
池田 色々ありすぎて、回答するのが難しいくらいです。学びの多い環境、やりがいのあるプロジェクト、専門性の高いスキルやクオリティーの高い成果物に対して称賛・尊敬しあえるメンバー。魅力を挙げればキリがないですね。
――今後の課題と目標、挑戦したいことがあれば教えてください。
櫻井 個人としては、お客様への提供価値を更に高められるよう、分析領域・戦略領域ともに日々精進しています。
チームとしては、現在はご契約いただいているお客様に対して行っているご支援となっていますが、今後より多くの方にトレジャーデータを知ってもらい、より多くのお客様の成功に寄り添えるよう、外部向けにも、定期的な情報提供や研修・勉強会の実施などできるようにしていきたいです。
池田 私は分析技術やエンジニアリングのスキル向上はもちろん、アナリストに限らず多くの方がデータ分析やダッシュボード構築を行えるようにサポートしたいと考えています。
特にダッシュボード構築は、一般的にはBIツールの専門家が単独で作業して実装することが多いのですが、今後はマーケターやプランナーと協力してダッシュボード構築ができるようにしていきたいと考えています。
ダッシュボードをデザインすることは、ビジネスの意思決定のかたちをデザインすることにもつながります。ぜひビジネスサイドの方々も巻き込めるようにしたいですね。
――最後に、どんな人にジョインして欲しいですか?
櫻井 お客様の期待を超えようと、提供価値の最大化に真剣に向き合える方です。
そのために、日々ストイックに自身で勉強できる方は大歓迎です!
池田 新しいことにチャレンジすることに積極的で、勉強熱心な方と一緒に働きたいですね。
データや分析が好きで、専門家としての次のキャリアパスを悩んでいらっしゃる方は、ぜひトレジャーデータを検討していただければと思います。