お客様のビジネスが向上しているのを、肌で感じられる

望月 政夫 Senior Solutions Engineer

――トレジャーデータへ入社したきっかけを教えてください。

直接的なきっかけは、知人の紹介です。2012年頃からFluentd等のOSSの文脈でトレジャーデータのことは知っていました。創業者の太田のインタビュー記事に「トレジャーデータはセールスオリエンテッド(営業重視)だ」という話があり、興味がわきました。それまではテクノロジー重視の会社で働いていて、私個人としてもそういうキャリア志向だったのですが、一度セールスオリエンテッドな文化の現場を体験したいと思い、Solutions Engineerとして入社しました。また、B2Bで、顧客の利益に直接寄与できるサービスに関わりたかったので、トレジャーデータのサービス内容とも波長が合っていたのかなと思います。

――現在の業務内容について教えてください。

大きく分けて3つの業務があります。1つ目は、トレジャーデータの導入を検討いただいているお客様に対して、テクニカルプリセールスとして、機能紹介やデモ作成を行うこと。2つ目は、導入いただいた顧客に対してのテクニカルサポート。単純な技術問い合わせだけではなく、「こういうビジネス要求に答えるためには、トレジャーデータのどの機能を使えばよいか」というハイレベルな質問もお客様に寄り添って解決します。3つ目は、お客様からのフィードバックをプロダクトマネージャーに伝える仕事。トレジャーデータのプロダクトマネジャーはUSのメンバーが多いので、翻訳はもちろんのこと、日本の文化や商習慣も含めて「なぜこの機能が必要とされるのか?」という背景をしっかりと共有する必要があります。私の所属しているSolutions Engineeringチームが、その役割を担っています。

kazukishirai

現時点では、私は2つ目と3つ目の業務比率が多いですね。私は夢を語るのが苦手で、現実的な落とし所をすぐに見つけたがるタイプなので(笑)お客様が直面している課題に対して、「どうしたら解決するか」を考えていく仕事がメインになっています。

――やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

Solutions Engineerは、お客様と直接話す機会を持つことができる職種です。トレジャーデータを導入したお客様から「トレジャーデータのおかげで新しいビジネスが回るようになった」といったポジティブなフィードバックをいただけることが一番うれしいですね。もちろんポジティブなフィードバックだけではないのですが(笑)そういったものも含めて、お客様とプロダクトを通じて信頼関係を作っていき、お客様のビジネスが向上しているのを肌で感じられるのがやりがいになっています。

また、トレジャーデータ単体ではお客様の要求が実現できないときには、他社のプロダクトを組み合わせた機能の提案をすることもあります。トレジャーデータだけではなく、他のサービスの知識や技術的な理解も必要になるケースが非常に多いです。こういった提案は、今までのキャリアで培った知識がフル活用されるので、また別の側面で楽しいですね。

――ご自身が仕事をする上で、一番大事にしているポリシーは何ですか?

Solutions Engineeringは、技術的でありながら営業的な業務なので、会社の数字を作りながら、技術的に正しい使い方をお客様に紹介していく必要があります。このバランスが崩れてしまうと、お客様の要求を満たすために無茶なシステムを組んでしまったり、技術に固執しすぎてビジネスの機会を逃してしまったりということが起こります。

この他にも仕事にはいろいろな要素があって、そういった取り巻くもの全てにアンテナを張りながら、お客様にとって一番ベストな提案ができるように心がけています。私はこれを「バランス感覚」って呼んでいるのですが、これを根底に考えることでベストなパフォーマンスが出せるのかなと思っています。

kazukishirai

――トレジャーデータで働くことの魅力はなんでしょうか。

アメリカの企業の日本法人というと、営業販売子会社という位置付けが多く、日本法人の存在感があまり大きくなかったり、APAC(アジア太平洋)の一部として見られることが多いようです。一方でトレジャーデータは、日本にエンジニア組織もありますし、グローバルに対して日本チームの存在感があります。裁量も大きいですし、非常に自由に働けます。

――会社のカルチャーについてはいかがですか? 

Solutions Engineeringチームは、非常に優秀なメンバーが多く、働いていてストレスになることがほとんどありません。裁量のある仕事ができるので、思いついたことが遮られることがほとんど無く、自由にやりたいことを進められるのが非常に気に入っています。

先ほども触れましたが、トレジャーデータは営業重視の会社なので、プロダクトの新しい機能を開発するには、顧客のフィードバックが必要です。そういうカスタマーファーストなところも、会社全体の文化ですね。

――今後の課題はなんでしょうか?

個人としては、「お客様の声をもっと効率的に製品に反映するにはどうすればいいか」を日々考えています。自分自身の英語力も含めて改善する余地が多いなと思っています。会社としては、ドキュメントやユースケースなどのノウハウの発信力が弱いので、トレジャーデータの使い方をもっと伝えていければと思っています。

kazukishirai

――どんな人といっしょに働きたいと思いますか?

技術で、お客様の課題を一緒に解決したい人ですね。Solutions Engineeringの一番の魅力は「お客様と直接話せること」なので、お客様に技術を使って価値を提供したいという志を持っている人がいいでしょうね。

――最後に自分らしい時間や趣味を教えてください。

もともとは、ずーっとビデオゲームしているインドア人間だったのですが、去年クロスバイクを買ったらハマってしまいました。もうすぐ引っ越しするので、広い家になったらロードバイクを買ってサイクリングしたいですね。

Solutions Engineeringチームは、仲間を募集しています