日本電気(NEC)とトレジャーデータは12月19日、顧客データ基盤(カスタマーデータプラットフォーム:CDP)領域で業務提携すると発表した。

新たにワンストップで顧客データの統合と活用を実現する「カスタマーインサイトサービス」の提供を同日より開始する。トレジャーデータが開発するCDPソリューション「Treasure Data CDP」の導入から、データ加工、活用支援までをワンストップで提供する。

また、ユーザー企業のデータドリブン経営を支援するため、データ分析専門チームと顧客サポートチームを立ち上げ、両社合わせて50名を超える体制を整え、順次拡大していく。

  • NEC及びトレジャーデータ連携におけるカスタマーインサイトサービス関連事業の全体像

    NEC及びトレジャーデータ連携におけるカスタマーインサイトサービス関連事業の全体像

さらに、NEC独自のAI「消費者属性拡張」技術を活用し、自社サービスの利用履歴などから顧客ごとに特性を付与するだけでなく、オープンデータや社外データから顧客の類似ユーザを発見し、その類似ユーザの特性も顧客データに付与する。これにより、自社の顧客データのみでは観測しきれなかった新たな特性を顧客データに付与することができ、おすすめ商品の設定やマーケティング上の顧客分析などを支援することが可能になるとしている。

またNECは、トレジャーデータをはじめとしたテクノロジースタートアップとの協業を通じ、企業のデータドリブンなビジネスに対する支援策をさらに強化していく方針だ。

今後両社は、CDPの導入支援をはじめとして、顧客データを活用した法人営業・コンタクトセンター領域の高度化や製品ライフサイクルの効率化に注力する。また、新規事業や製品・サービスの製造・開発など、企業のビジネス全体を支える顧客データ基盤として、金融・交通・エネルギー・小売など多様な業種の企業を対象に事業を展開し、カスタマーインサイトサービス関連事業で2025年度末までに100億円の売上を目指す考えだ。