トレジャーデータ株式会社・GOOD SHARE株式会社「Treasure Data CDP」 と「GOOD SHARE for Business」の連携により 顧客データにSNS上の発信力・影響力を統合
公開日 2025/12/01~モビリティリゾートもてぎでの成功事例を横展開し、AIファンマーケティングを加速
トレジャーデータ株式会社(本社:東京都港区、社長執行役員:三浦 喬、以下 トレジャーデータ)が提供する「Treasure Data CDP」と、GOOD SHARE株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:田中 祐介、以下 GOOD SHARE)が提供するUGC(User Generated Contents)創出・解析ソリューション「GOOD SHARE for Business」は、本日より両サービスの連携を開始しました。

本連携は、企業が保有する既存の顧客データ(購買履歴、Web行動など)にSNS上のファン・顧客の「発信力」や「共感度(熱狂)」を統合することを可能にします。これにより、従来の行動データだけでは把握できなかった顧客の感情・熱量を軸とした深層的な顧客理解と、口コミを起点とした高効率なAIマーケティングを実現します。
今回の連携により、「Treasure Data CDP」導入企業は、自社データに加え、GOOD SHAREが収集・解析する以下のSNS由来データ(顧客・ファンが自社のブランドやサービスに対して持つ「熱量」を示すデータ)を統合的に分析できます。
GOOD SHAREが提供するデータは、主に3つの側面から顧客の熱量を可視化します。
- SNS発信力・影響力スコア:
どの顧客が、どれだけSNS上で影響力を持っているか、口コミを生み出すキーパーソンかを可視化。 - 共感度(エンゲージメント)データ:
投稿に対するリアクションやシェア数など、ブランドへの共感や熱狂の度合いを定量化。 - 興味・嗜好性クラスタデータ:
モータースポーツ、キャンプ、旅行など、顧客が何に強く興味を持っているかをクラスタリング。
これにより、企業は「誰が」「いつ」「何を購買したか」に加え、「なぜ」「どれだけ熱狂しているか」という深層的な顧客理解を実現します。
「Treasure Data CDP」および「GOOD SHARE for Business」を既に導入している株式会社ホンダモビリティランドは、同社が運営するモビリティリゾートもてぎにおいて、両ソリューションを活用することで、「顧客の発信力」を軸にしたファンマーケティングの強化を推進しています。
具体的な活用事例として、「MotoGP日本グランプリ2025」や「2025 AUTOBACS SUPER GT Round8」においてSNS投稿キャンペーンを実施し、ファン顧客によるSNSへのUGC投稿を活性化し視聴リーチ数や獲得エンゲージメント数が大幅に向上しました。
トレジャーデータおよびGOOD SHAREを既に導入しているホンダモビリティランドのビジネスマーケティング部 部長 上甲 哲洋 様より今回のソリューション連携について以下のようにコメントをいただいております。
「モビリティリゾートもてぎでのGOOD SHARE 活用を通じ、モータースポーツファンのSNSクリエイター化、UGCによるSNS上でのオーガニックのトラフィックを従前の10倍以上の創出などの効果を得ています。 Treasure Data CDPとGOOD SHARE for Businessが連携をすることで、単なるデータ統合ではなく、『ファンの熱狂』を事業価値に変える強力なエンジンとなると期待しております。従前のTreasure Data CDPの活用と従来の行動データだけでは捉えきれなかった顧客の感情や共感をデータとして取り込むことで、最適なタイミングでパーソナライズされた体験を提供できるようになります。顧客一人ひとりのファンとしての発信力を活かした次世代のファンマーケティングを加速させてまいります。」
トレジャーデータおよびGOOD SHAREの両社は今回のデータ連携を起点として、適用業界の拡大を計画しています。例えば、モビリティリゾートもてぎのようなスポーツ、エンターテインメントでの成功事例を横展開し、製造業・小売業・サービス業・自治体など、「顧客の熱狂」がビジネス成長の鍵となる幅広い産業での活用を推進します。加えて、データとチャット形式で対話ができるインターフェースの共同開発を予定しています。「Treasure Data CDP」のAI機能と、GOOD SHAREが保有する嗜好性・ファンデータを接続し、これにより、マーケティング担当者が自然言語でリアルタイムに分析・仮説検証できる環境を提供し、データ活用をさらに加速させていきます。

なお、GOOD SHAREと 株式会社ホンダモビリティランドは、公益社団法人日本プロサッカーリーグ、B.LEAGUE(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)と共に、トレジャーデータが12月2日に開催するカンファレンス「Treasure Data Connected World 2025」に登壇し、スポーツ・エンタメ領域で進化するファンマーケティングをテーマにパネルディスカッションを行います。
ファンエンゲージメント強化や顧客理解のためのデータ活用、UGC・SNSを通じた共創などの取り組みを議論。スポーツならではの知見から、他ビジネスにも応用可能な示唆を引き出すセッションです。
| 講演タイトル | 「スポーツ&エンタメの未来をつくる ―ファン起点のマーケティングとデータ活用」 |
|---|---|
| スピーカー |
|
| 開催日時 | 2025年12月2日 |
| 会場 | パレスホテル東京 |
| 講演時間 | 14:20~14:50 |
| お申し込み | (参加費無料)Treasure Data Connected World 2025 お申し込みサイト |
トレジャーデータについて
Treasure Data, Inc.は2011年12月に米国で設立され、2012年11月には日本法人であるトレジャーデータ株式会社を東京に設立しました。日本を事業開発および技術開発の重要拠点として位置づけ、これまで国内外の企業のデジタル変革を支援してきました。トレジャーデータは、世界をけん引する革新的な企業に向けて、高い信頼性と性能、そしてAIを軸としたアーキテクチャを融合した、エンタープライズ企業向けの「インテリジェント・カスタマーデータプラットフォーム(CDP)」を提供しています。安全性と柔軟な拡張性を備えた環境のもと、顧客一人ひとりに最適化された高度なパーソナライゼーションを実現し、企業の収益向上やマーケティングコストの最適化に貢献しています。
Treasure Data CDPは、マーケティング、営業、カスタマーサービスなど顧客接点を担うすべての部門が、顧客データを最大の資産として活用できるよう支援します。現在、Fortune 500やGlobal 2000を含む世界中の400社以上の企業に導入されています。
トレジャーデータホームページ
GOOD SHAREについて
GOOD SHARE株式会社は、2023年6月に設立されたファンマーケティングプラットフォームのスタートアップです。GOOD SHAREでは、独自のSNS発信力のスコアリングと評価アルゴリズム(特許:7682579)をはじめ、AI・ブロックチェーンを用いて消費者(顧客・ファン)からのSNS上で発信の活性化を支援し、顧客の声をマーケティングに活かすソリューションをスポーツ、エンターテイメント、地方自治体をはじめ様々な業種の企業に提供しております。導入企業はSaaSで提供される「GOOD SHARE for Business」を通じて容易に消費者顧客のSNSでの発信の促進やSNS上のエンゲージメント(共感)の獲得状況の把握を通じて継続的なファンマーケティングを実施することが可能になります。
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