トレジャーデータ、AIによる次世代型顧客エンゲージメント機能「Engage Studio」でメールコミュニケーションを変革 – 日本市場で先行リリース
公開日 2025/04/16株式会社TSIではメール作成工数を約66%に削減
トレジャーデータ株式会社(本社:東京都港区、社長執行役員:三浦 喬)は本日4月16日より、次世代型の顧客エンゲージメント機能「Engage Studio(エンゲージ・スタジオ)」を世界に先がけて日本で提供を開始します。この新機能により、企業はAIと高度なデータ分析をリアルタイムに駆使し、メール等を通じて一人ひとりの顧客に最適なメッセージを届けることで、より戦略的で効果的なコミュニケーションを実現できます。実際に株式会社TSIによるテスト導入では、メール作成にかかる工数が従来比で約66%に削減されるという成果が確認されており、業務効率とメッセージの質の両立が可能であることが実証されました。 「Engage Studio」は、Treasure Data CDPに蓄積されたファーストパーティ、セカンドパーティ、サードパーティのデータを統合した、「ダイヤモンドレコード」と呼ばれる顧客プロファイルを使用して、個々の顧客に最適化されたリアルタイムのコミュニケーションを実現します。この機能は、トレジャーデータの「AI Agent Foundry(AIエージェント・ファウンドリー)」を基盤としており、顧客一人ひとりの行動に応じて、最適な内容・チャネル・タイミングでのメッセージ配信を自動化します。大規模でありながらもパーソナライズされたエンゲージメントを可能にします。 「AI Agent Foundry」は、AIエージェントの構築・展開・継続的な改善を通じて、この高度な仕組みを支えています。トレジャーデータの「インテリジェントCDP(ICDP)」では、データ、AI、そして人の判断がシームレスに連携し、顧客とのダイナミックで高価値なコミュニケーションを実現します。
- AIによる最適なターゲティング
AIが顧客データをもとに、ターゲットの絞り方やアプローチ方法を常に改善し、成果につながるマーケティングを実現します。 - 行動に基づいたリアルタイムなメッセージング
従来の一斉配信ではなく、AIが今の顧客の行動や状況を理解し、一人ひとりに最適なタイミングと内容でのパーソナライズドなコミュニケーションを実現します。 - CDPと連携したコミュニケーション
従来のメール配信システムに代わり、CDPに統合された顧客データを活用します。AIが意思決定と施策実行の自動化まで行い、一貫性のある体験を提供します。 - 大規模企業に対応した高度な実行能力
Web、アプリ、メール、店舗、SNSなど、さまざまな接点を一つにまとめて連携します。セキュリティや法令対応も万全で、大企業のニーズにも対応します。
「Engage Studio」の今後の展開
企業があらゆるデジタル接点での顧客とのやり取りを一元管理しようとする中、トレジャーデータは「Engage Studio」の機能をさらに拡張し、より幅広い多チャンネル戦略をサポートしていきます。これにより、企業は顧客の購買行動全体を通じて、状況に応じたシームレスな体験を提供できるようになります。 本新機能提供に対し、電通デジタルの副社長執行役員 小林 大介氏は、次のように述べています。「この度のEngage Studioのリリースを心より歓迎いたします。 Engage Studioが実現するAIによるデータとコミュニケーションの統合は、昨今のマーケティングに欠かすことができない、リアルタイムかつ、高度なパーソナライゼーションを実現するものと期待しています。従来のマーケティングツールでは実現にハードルがあった、データドリブンなアプローチをさらに加速させ、企業がより精緻で効果的な顧客コミュニケーションを実現する大きな一歩となるでしょう。弊社もこの革新的な取り組みを強く支持し、共に新たなマーケティング価値の創造に向けて推進していきます。」
『Engage Studio』の導入により、高品質なメールを効率的に作成できるようになりました。直感的な操作と豊富なテンプレートにより、メール作成にかかる工数を従来比3分の2削減することができました。CDPとの一元管理により、データ管理からメール配信までを一貫して行うことができるようになりました。さらに、顧客データを活用した柔軟なセグメント配信も可能となり、よりきめ細やかなコミュニケーションが実現しています。『Engage Studio』は、私たちのマーケティング業務における効率・品質・データ活用を高いレベルで両立させる機能だと実感しています
当社経営陣からのコメント
本機能の提供に際し、当社経営陣からのコメントをお知らせします。Treasure Data, Inc. CEO 太田 一樹日本における『Engage Studio』の発表は、企業のメールコミュニケーションを現代のニーズに即した効果的かつ効率的な方法に変革する上での重要な一歩と捉えています。お客様の情報を正確に把握し、一元管理することが質の高いコミュニケーションの基盤となります。『Engage Studio』は、企業がより適切なタイミングで、より関連性の高いメッセージをお客様に届けるための強力なツールとなります。
トレジャーデータ株式会社 社長執行役員 三浦 喬多くの日本企業がAIを活用したマーケティングを急速に取り入れる中、『Engage Studio』はデータのよりスマートな活用を可能にします。リアルタイムの分析と自動化により、企業は一人ひとりのお客様に合わせた体験を提供できます。これにより、お客様との信頼関係を築き、事業の成長につなげることができます。
Treasure Data, Inc. CPO(チーフ・プロダクトオフィサー)Rafael Flores『Engage Studio』は、AIを中心とした未来のビジネスのあり方を具現化した機能です。統合顧客プロファイル『ダイヤモンドレコード』と、高度なAI技術を組み合わせることで、企業のマーケティングや営業、データ分析等各部門に革新をもたらす基盤を提供します。本機能は単にお客様とのコミュニケーションを改善するだけでなく、企業のあらゆる顧客接点において、正確で迅速、かつインテリジェントな対応を可能にします。『Engage Studio』は、企業のデジタル変革を加速させる強力なツールとなることを確信しています。