米国トレジャーデータ社/トレジャーデータ株式会社、顧客データを活用した意思決定機能群の拡充を発表
公開日 2023/05/24機械学習の自動化機能やチャネル横断での顧客体験設計機能により、洗練された一貫性のある顧客体験を支援
米国Treasure Data Inc.(本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー、以下、Treasure Data)及び日本法人であるトレジャーデータ株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:三浦 喬、以下、トレジャーデータ)は、5月24日、顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」において、顧客データを活用した意思決定機能群の拡充を発表しました。 あわせて、米国及び日本における体制強化をお知らせします。これらにより、2022年8月に発表した新ビジョン「コネクテッドカスタマーエクスペリエンス(洗練された一貫性のある顧客体験)」のもと「Treasure Data CDP」を通じて、企業の顧客データ活用を支援し、顧客一人ひとりが最高の顧客体験を得られるような世界の実現に貢献します。- 顧客データを活用した意思決定機能群を拡充
カスタマーデータプラットフォーム(CDP)に収集・統合された、顧客データを活用するための意思決定機能群を拡充します。その一環として、機械学習の自動化を実現する「AutoML(オートエムエル)」の提供を開始します。「AutoML」は、探索的データ探索(機械学習の最初の段階で、データの特徴を把握する工程)や前処理、モデリング、検証・解析など、これまで専門知識が必要だった機械学習の工程を自動化する機能です。直感的なGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)と多数のノートブック(実装済みソリューション)という特長を備えており、機械学習の専門家がいなくても、高度な機械学習を実践可能となり、機械学習の業務プロセスを大幅に高速化することができます。これにより、例えば、次の最適なマーケティング施策を機械学習により決定するといった取り組みを、効率的に実施できます。 そして、オムニチャネルで一貫した顧客体験を設計するためのオーケストレーション機能「Treasure Data Journey Orchestration(トレジャーデータジャーニーオーケストレーション)」の機能拡張や利用を促進していきます。「Journey Orchestration」は、様々なチャネルとの接続に対応しつつ、圧倒的なスケーラビリティ、簡単に使える日本語GUIが特長で、企業が部門やチャネルの垣根を超えて、洗練された一貫性のある顧客体験を設計するためには不可欠な機能です。すでにシェアモビリティのプラットフォームを展開するOpenStreet株式会社等の複数企業で導入されています。 また、金融業界向けには、FISC安全基準への対応、日本国内のデータセンター、インターネット接続を経由しないプライベート接続など、ハイレベルな要求水準のセキュリティ対策に対応しています。国内金融機関において多数の実績を積み上げており、データセキュリティやデータガバナンスの観点からも、安心して「Treasure Data CDP」を導入いただけるような機能と体制を構築しています。
- マーケティング体制とカスタマーサクセス体制の強化
Treasure Dataでは、新たな最高マーケティング責任者(CMO)として、マーケティングテクノロジー分野で20年以上のリーダーシップ経験を持つマーク・タック(Mark Tack)が5月8日付で就任しました。さらに、 日本アジア地区におけるマーケティング体制の強化を図るため、5月11日付で生江 瑠奈(なまえ るな)がHead of Marketing APAC(日本アジア地区マーケティング責任者)に就任しました。これらの体制強化により、市場及びパートナーとのエンゲージメントの向上、トレジャーデータの提供価値の浸透、新しい市場創出などにより、トレジャーデータの次のステージへの成長への加速を推進します。そして、日本におけるカスタマーサクセス体制強化のため、5月8日付で坂内 明子(ばんない あきこ)がカスタマーサクセス・アカウントマネジメント担当ヴァイスプレジデントに就任し、顧客企業が「Treasure Data CDP」を活用して、顧客体験や企業価値を向上させるためのサポートの強化を図ります。