2026年度の日本市場向け新事業戦略を発表
公開日 2026/05/26〜「知覚・記憶・知能・実行」を統合した次世代の垂直統合型AIソリューション「Treasure AI」で
自律型AIであらゆる顧客体験を最適化するエージェンティック・エクスペリエンス・プラットフォーム「Treasure AI」を提供するトレジャーデータ株式会社(本社:東京都港区、社長執行役員:三浦 喬、以下 トレジャーAI)は、本日、2026年度における日本市場向けの新たな事業戦略を発表しました。学習データ枯渇によるAIのコモディティ化や、オフライン現場における客観的データの欠落といったAI時代の企業課題に対し、次世代の垂直統合型AIソリューション「Treasure AI」を展開し、日本企業のAIによるビジネス成果創出を加速させます。
現在、生成AIの急速な普及に伴い、インターネット上の高品質な学習データが枯渇する「2026年問題」が懸念されています。AIの活用が進む中で、今後、企業間の差別化を決定付け、競争優位に立つためには、AIの学習・推論の源泉となるデータの質と独自性を担保することが必要です。「質の低いデータからは質の低い結果しか生まれない」というAIにおける原則がある中で、従来「Treasure AI」が強みとしてきた「企業の1st Partyデータ(顧客情報や行動ログなど)」を強化・拡張し、強くクリーンなデータをAIに供給し続けることがより重要となります。
データによる差別化を図り、圧倒的な競争優位性を確立するため、トレジャーAIは、従来より提供してきたCDP(カスタマーデータプラットフォーム)単体の枠を越え、企業のAI活用を「知覚・記憶・知能・実行」の4つの役割で支える次世代の垂直統合型AIソリューションへと進化させます。パートナー企業との強固なエコシステムを通じて企業のデータ資産を飛躍的に強化し、AI時代を勝ち抜くためのソリューションを提供します。

- 知覚(Perception):『Treasure AI Voice』
実店舗や対面営業などのオフライン接点から、音声をはじめとするマルチモーダルな情報を取得し、これまで取得できなかった現場の文脈を知覚データとして資産化するインターフェースです。AIボイスレコーダーを提供するPLAUD社(※1)との共同ソリューション「Treasure AI Voice」により、実店舗での接客や対面商談における「情報の空白(ブラインドスポット)」を解消。担当者の記憶や主観に依存していた状態から脱却し、生の会話(音声)データを文脈をとらえた客観的で高精度な事実データへと昇華させます。金融機関の法人営業や窓口、小売や外食、製造の現場等に対し、独自性の高い強くクリーンなデータをAIに供給し続けます。 - 記憶(Memory):『Treasure Data』
顧客に関する膨大なデータを長期的に蓄積・統合し、AIが活用可能なコンテキストへと変換するデータ基盤(CDP)です。ここでは以下の2つのソリューションにより、データの質と量を圧倒的に高め、深いコンテキストを提供します。- データエンリッチメントソリューション:Vポイントマーケティング株式会社(※2)等パートナー企業との強固なアライアンスを通じ、自社データにVポイントデータなどを連携し、顧客理解の解像度を大幅に高めます。
- 合成データ(Synthetic Data)ソリューション:zypl社(※3)の先進技術を活用し、学習データが存在しない、あるいは不足している領域において、実データを元に高精度なAI学習用データを生成・補完します。
- 知能(Intelligence):『Treasure AI Agent Foundry』
蓄積された記憶や文脈をリアルタイムに参照し、自律的な意思決定と最適なアクションを生成するAIソリューションです。長期記憶(蓄積されたデータ)を参照し、高度な推論を行い、次に取るべき行動を自律的に決定します。 - 実行(Execution):『Treasure AI Suite (ENGAGE / PERSONALIZATION)』
AIが導き出した最適な判断を受け、各種マーケティングツールや業務システムと連携し、顧客に対してデジタルな施策を実行。顧客接点における施策展開と自動化を一気通貫で実現します。
トレジャーAIでは、本戦略の推進にあたり、事業目標として「Treasure AI Agent Foundry」導入企業150社への拡大、および「Treasure AI Voice」の10万台の市場展開を目指します。
※1 PLAUDとは:Plaudは、2023年に発表したAIボイスレコーダーシリーズが全世界ユーザー数累計200万人を突破し、世界で信頼されるAI議事録ソリューションを提供しています。「話す・聞く・見る・考える」といった日々の業務活動から知性を捉え、まとめ、活かせるようにするための次世代インテリジェンス基盤とインターフェースを構築しています。日本法人であるPLAUD株式会社(本社:東京都)は、全国400カ所以上の販売店で製品を展開しております。個人ユーザーから法人まで幅広く導入いただいた結果、日本市場はPlaud全体において世界第2位の規模を誇る重要拠点へと成長を遂げました本社Plaud Inc.は、2021年11月12日に米国のサンフランシスコで設立された、ハードウェアとソフトウェアを融合させた革新的な議事録ソリューションを展開するリーディングカンパニーです 。ISO/IEC 27001、ISO/IEC 27701、SOC 2 Type II、HIPAA、GDPR、およびEN18031の完全準拠により、最高水準のデータセキュリティとプライバシー保護を実現し、医療・法律・金融などのプロフェッショナルユーザーから信頼を獲得しています。
※2 Vポイントマーケティング株式会社とは:約1.3億人のV会員基盤を活用したデータドリブンマーケティングにより、購買データの分析を通じてオンラインとオフラインを横断する高精度なアプローチを提供しています。顧客属性や購買・行動傾向を深く分析し、効果検証まで一貫して実施することで、より効果的なマーケティング活動の実現に貢献いたします。
※3 ZYPL社(zypl.ai Holding Ltd,)について:2021年に設立されたドバイ拠点のフィンテック企業。独自のAI(zGAN)技術を用いた信用スコアリングソリューションを提供し、データが不足している環境下でも高精度なリスク評価を実現。世界13カ国以上、30以上の金融機関(Qatar National Bank、FINCA International等)で導入。
zypl.ai Holding Ltd,ホームページ
Treasure AIとは
トレジャーデータは2011年に米国で設立され、日本を重要拠点としてグローバル企業のDXを支援し続けています。2026年4月、従来のCDPを再定義し、次世代の垂直統合型AIソリューション「Treasure AI」へ刷新しました。常に最新の顧客コンテキストを理解するデータ基盤、人間と協調(Human-in-the-loop)し確実なROIを創出する自律型AIエージェント、そしてクロスチャネルの施策実行機能を垂直統合した次世代のビジネス基盤「エージェンティック・エクスペリエンス・プラットフォーム(Agentic Experience Platform)」を提供します。
高度なガバナンスのもと、マーケティングや営業など全社の顧客接点におけるインテリジェンスを拡張。ビジネス価値の創出を数日から「わずか数秒」へと劇的に加速させ、持続的な施策実行を通じて、強力な顧客エンゲージメントとデータに基づく確かな事業成長を実現します。
Treasure AIホームページ