PLAZMA12

オードリー氏・関氏との鼎談収録終了!

みなさんこんにちは、トレジャーデータ エバンジェリストの若原です。

7/14(火)から3日間にわたって開催される、弊社主催イベントPLAZMA12。そのキーノートの一つ、台湾政府のデジタル担当大臣オードリー・タンさんとCode for Japan代表理事の関さんとの鼎談、昨日収録終了いたしました!

オードリー氏・関氏との鼎談収録風景

◆この鼎談、こんな感じで組み立てました

今回はあえて、台湾でのマスク在庫可視化システムの話や、東京都の新型コロナウィルス対策サイトなど既にネット上に情報がある話はメインとせず、「データと社会は本来どういう関係性であるべきなのか」という広めのテーマを設定して臨みました。

オードリーさんの過去の取材記事はすべて(少なくとも日本語で公開されているものに関しては)事前に読みこんだうえで、そこで気になった発言について「WHY」「HOW」を掘り下げるような質問を用意し、お話を伺っていきました。これにより、彼女の思考や活動の核について、理解を深められた気がしています。

また、日本で同様の取り組みをされているCode for Japanの関さんにもご一緒いただき、台湾と日本を対比しながら、Code for Japanの素晴らしい取り組みをよりよく理解できるお話も伺うことができました。

加えて、通訳の関谷さんにも鼎談をつつがなく進行する手助けをしていただき、あらためて感謝しております。

ちなみに今回交わされた話題は、例えば以下のような内容です。オードリーさん・関さんがどう答えてくださったかは、よろしければぜひ本編をご覧ください。
・データ提供者に便益はどう返されるべきか
・データは結局誰に所有されるべきか
・データやテクノロジーに過度に期待せず、恐れず、等身大で向き合うために何が必要か

◆緊張と興奮覚めやらぬ、若原の感想は

高校進学に意義を見出せず、中学校を中退してスタートアップを立ち上げたという非常に早熟で密度の濃いキャリアを歩んでこられたオードリーさん。もうすでに人生2周目を過ごしているのではないかと思うくらい、本質的かつ重みのある言葉を発していました。

特に個人的に感動したのは、こちらからの問いかけに対し、相手に合わせた絶妙な例えを用いながらわかりやすく説明してくださった機転です。「頭の良い人は例え話が上手い」というのが私の持論なのですが、まさにその極地であり、「知性に圧倒されるとは、こういうことか…」と、まるでガンダムの名言のような感銘を受けたのでした。

また、オードリーさんと関さんの話に共通していた、シビックテックという文脈での「ともに考え、ともにつくる」という活動思想。ここには、就職ならぬ「就社」を経て、いわゆる”働き方改革”が必要とされる環境に浸かってしまうこととはかけ離れた、非常に真っ直ぐで強い意志を感じました。「何のために働くのか」という価値観を、私自身も本気で問い直すときが来たのかもしれません。

◆この必聴必見の鼎談、配信は7/14(火)14時から

この鼎談には、皆さまがこれからデータやテクノロジーと向き合っていく上で、参考になるヒントが散りばめられていること間違いなしと思っています。万障お繰り合わせの上、是非ご視聴いただけますと嬉しいです!

来週に迫った「PLAZMA12」、どうぞご期待ください!

PLAZMA 12は全編オンラインにて配信。
日本語と英語の2言語で開催します。
ぜひご参加ください。

詳細・参加登録はこちら